DETAIL
カタログコード: 502-624
パンフレットコード:910-322
残留塩素測定器用の錠剤タイプの試薬です。
風が強い場所など、作業しにくい環境での測定には錠剤タイプの方がおすすめです。錠剤タイプと粉末タイプでは適合する測定器が異なりますのでご注意ください。こちらは簡易型DPD残留塩素比色測定器および00004441簡易型プール用残留塩素比色測定器用です(下の関連商品をご参照ください。)
学校や公共施設のプールなどでは、水質検査が義務付けられています。 その水質検査に必要になってくるのがDPD試薬です。
DPDとは?
そもそもDPDとはジエチルパラフェニレンジアミンのことで残留塩素を測定する方法のことです。
DPD試薬を用いて、消毒効果の指標である塩素』が水分中にどのくらい存在するかを測定することができます。この水分中に残っている塩素の事を「遊離残留塩素」といいます。
ほとんどのプール、入浴施設などでは、使用のたびに水を入れ替えることはせず
一度使用した水を循環させ塩素による消毒をすることにより、水道コストを抑えています。
例えば学校のプールなどでは測定方法は以下のように定められています。
「遊離残留塩素は、プール使用直前に測定するとともに、プール使用中1時間に1回以上測定する。 その測定点は、プール内の対角線上のほぼ等間隔の位置で、水面下約20cm付近の3ヶ所について行う。」
つまり1時間に3錠は必要な計算になります。 市民プールやスポーツクラブ、スイミングスクールなどプールの水質検査や飲料水の残留塩素測定に DPD試薬は欠かせないものとなっております。
また、フィットネスクラブなどのプールの水質は『遊泳用プールの衛生基準(厚生労働省)』により基準が定められています。
遊離残留塩素(mg/L) 0.4?1.0 毎日午前中1回以上、午後2回以上
水素イオン濃度(pH) 5.8?8.6 毎月1回以上
消毒効果の指標となる遊離残留塩素の濃度は1日最低3回以上の測定が必要です。また、プールの水は常に消毒を行い、遊離残留塩素濃度がプール内で均一になるよう管理することが求められています。そのため、プール内の対角線上におけるほぼ等間隔の位置3箇所以上の水面下20cm及び循環ろ過装置の取入口付近で採水することが原則となります。
つまり、1日あたり3回×(対角線上3箇所+取入口付近1箇所)=12回以上の測定が必要となります。
また、水素イオン濃度が低くなると消毒効果が減少するので(pH8ではpH7の時の1/4の効果)、水素イオン濃度の検査も定期的に行いましょう。
※試薬は直射日光、高温多湿を避け、涼しい場所で保管してください。
●注意事項: ※試薬のみでは測定ができません。試薬にあった測定器などが必要です。ご注意ください。
●期限(使用・賞味・消費): 2年